2005年12月14日
「なんでやねーん!!」
私は、勢いよく本を閉じた。
『在日コリアンってなんでんねん?』を読み終えて、出た一言だった。
読み終えた後、私は胸がつまった。
なんだかもう、とても嫌な気持ちになった。
『在日コリアンってなんでんねん?』は、在日コリアンが、今までどんなにひどい差別を受けてきたかという内容が中心で、確かに、それは事実かもしれないけれど、これを読んで、在日コリアンはどう思うんだろうと思ったのだ。
在日であることが悲しくならへんかな?
なんで在日という立場で生まれてきてしまったんだろう?って思ってまうんちゃうかな?
それとも、日本って最低や!日本なんか大嫌い!って思うんかな?
いろんな想像がぐるぐるぐるぐるして、かなしい悲しい気持ちになった。
あっちも否定
こっちも否定
だれかがなにかを否定したものばかり
私は、在日韓国人3世として生まれ育って、日本も韓国もだいすきで、オリンピックなんか本気で応援する国がふたつもあって感動と興奮が二倍だし、
成人式も二回いけて、すごく楽しかったし、初対面ですぐに覚えてもらえるし、お母さんの作るキムチもぬか漬けも最高なのに。
たくさんの差別があったことも、悲しい過去があったことも事実かもしれないが、その上を大変な思いをしながら歩いてきてくれたお爺ちゃんやお婆ちゃん、お父さんお母さんがいて、今やっと様々なハッピーを感じられるようになってきた時代なのに、
まだまだまだまだ
否定 否定 否定
どこかにないのか?
全肯定しているような本。
韓国も日本もだいすきになるような本。
在日として生まれてきたことが嬉しくなっちゃうような本。
在日に少し憧れてしまうような本。
・・・そういう本があったらいいのに。
ていうか、
そういう本、
・・・ないんなら作ればいいやん!! |