2005年12月21日
はるちゃんという心強い仲間が出来たので、なんだかすごいことが本格的に始まっていく気がして、
なかなか寝付けなかった。
私は人がからむとかっこつける癖があるので、次の日から行動しないと恥ずかしいような気がして、
早速次の日出版社に電話をかけてみた。
最初のターゲットは、小説家の金城一紀さん。今をときめく、超人気作家さんである。
映画にもなった窪塚主演の『GO!』をはじめ、出す本出す本若者を中心に飛ぶように売れている。
色々調べてみると、今年公開された、V6の岡田くん主演の『フライ・ダディ・フライ』の原作者でもあった。
角川出版の電話番号をホームページで調べ、窓口から書籍部、そして担当編集者さんのところまで、結構スムーズに電話をつなげていただいた。学生という肩書きはやはり便利だなあ・・・と思いつつ、担当編集者さんに、金城さんへのアポイントの方法を聞いてみた。すると、
「金城先生の直接の連絡方法はお教えできませんが、E−MAILの転送ならかまいませんよ。
そこに、取材申し込みという形で文書をお付けください」
と親切に教えてくださった。
私は私はアドレスを聞き、電話を切った後、即図書館へ向かった。
図書館で、金城作品を全て借りてきた。
お手紙を書くのに、まず相手のことを知らなければいけない。
それは、学術論文のためのインタビューをしてきた時からの、私の方法である。
まず、相手のことを徹底的に調べてからインタビューにのぞむ。
好きな食べ物があれば、それを手土産に持っていく。
好きなタイプがわかれば、なるだけその人が好みそうな服装を心がける。
その人が出版物などを出している場合は、なるべく全てに目を通しておいたほうがいい。
金城一紀さんの作品は、以前『GO』だけ読んだことがあった。
今回、インタビューアタックの一人目に金城さんをセレクトしたのも、『GO』の影響である。
『GO』は在日朝鮮人の男の子が、友人や好きな女の子を通して成長していく青春小説である。
「在日」が大きなテーマになっていた小説なので、今回の企画を考えた時に、思い浮かんだ小説家のひとりだった。
というのは前置きで、私が金城さんとお会いしたいと思った理由は、もう一つあった。
「恋の予感」
である。
今考えると、アホみたいだが、その時は恋のパワーが私を動かしていた。確実に。
だって、自分で言うのもなんだが、『GO』に出てくるヒロインの女の子が私そっくりなのである!
どう考えても「運命」だと思った。
そんなことを考えながら、さくさくと読書。
金城さんが書かれた作品を年代順に読んでいく。
・・・・・・・・
!!!!!!!
☆☆☆
頭のなかで、(やったことないが)スロットが777を出した。
全作品読み終えた後、もう恋のことなんか忘れてた。
「この人に会いたい!!!」
心から強くそう思った。
なぜって、
金城作品に登場する在日朝鮮人の男の子が超かっこよかったのである。
それって、私の今やりたいことにすんごく近いのである。
在日を、差別とかそういう視点ばかりじゃなく、かっこいいものとして、発信している。
これを読んだ日本人の女の子も、在日であるその男の子に惚れると思う。
それくらい、魅力的に在日が描かれていた。
私は、メールを転送してもらえる知らせを、早速電話ではるちゃんに伝えた。
はるちゃんは電話口で嬉しそうに
「あーなんか進んできましたね!」と答え
、
「あ、でも金城さん、インタビュー苦手みたいですよ?」と言った。
はるちゃん・・・・
金城さんがインタビューが苦手だということは、ネット上のインタビュー記事に書かれていたことだった。
私は、前述したとおり、徹底的に調べてたので、もちろん知っていた。
でも、はるちゃんも知っていた。
ていうか、はるちゃんも気にして調べてくれてたんだ・・・
感動!!!!
ああ、やっぱりこの娘最高だぜ!
抱きしめたい衝動にかられながら電話を切った。
・・・金城さんに手紙を書こう!
この気持ちをがんばって伝えよう!
(第7巻きにつづく)
|